拝啓バナナ様

やかましくも可愛い1歳と5歳兄弟の子育ては毎日悩みだらけ。いつから食べれる? なかなかできない! おすすめの叱り方って? そんな母を横目に今日もバナナばかり食べる兄弟である。

食物アレルギーの経口負荷試験は入院するの? 負荷試験体験談

time 2017/05/26

食物アレルギーの経口負荷試験は入院するの? 負荷試験体験談

こんにちは、ハナコです。

長男(いま5歳)は、0歳の時にヨーグルトでじんましんが出たのをきっかけに、アレルギー検査をし、乳、卵、小麦などにアレルギーがあることが発覚しました。

小麦はすぐに除去解除になりましたが、卵と乳は3歳までは完全除去。半年ごとに血液検査をし、3歳から負荷試験をスタートしました。

そんな卵&乳アレルギーっ子のアレルギー経口負荷試験の体験記です。

 

sponsored link

■経口負荷試験とは?

食物アレルギーの経口負荷試験とは、例えば卵アレルギーで卵を除去している子に、少量の卵を食べさせては反応が出ないか見て、また食べさせて、の繰り返しでどの程度の量を食べられるのかを見定めるものです。

長い間完全除去をしていると、検査結果の数値は変わらないけど、実はもう食べられる状態に改善している、ということもあります。数値が変わらなかったり、悪くなってたりすると、まず除去継続をするのが普通。食べられるように改善していることに気づかないこともあるのです。

なので負荷試験で少量与えて、じんましんなどの症状が出るか出ないか、観察をします。そして今後、どの程度なら食べさせる訓練ができるかを判断します。

■負荷試験は、外来と入院、どちらもある

医師立ち合いのもと行う負荷試験は、外来と入院、どちらもあります。でも、病院によってやり方は様々。

・基本的には外来で、アレルギー症状が出てしまった時はそのまま入院して様子見
 →何も症状でなければ、昼過ぎに帰宅

・はじめから入院が決定していて、昼頃から負荷試験をスタートし、アレルギー症状の有無によらず入院。翌朝退院。

・アレルギーの度合いによって先生が外来でいいか、入院を伴うかを決めるケース

かかりつけの病院が、どのように負荷試験をしているのかは確認しておきましょう。入院をしたくないなら、外来対応している病院に転院する必要もあります。

 

■経口負荷試験は何歳から受けられる?

先生の考え方によるので一概には言えません。息子は血液検査の数値が0歳6カ月時から毎回どんどん上がっていきましたが、あがり方がゆるくなり、少し数値が落ち着いたところで経口負荷試験を行いました。

私の個人的な考えですが、卵や乳のアレルギー症状は、小学校入学前には改善することがほとんどのため、血液検査結果が悪いといってずっと完全除去のままだと食べる機会、改善する機会を失います。

血液検査での数値はあくまで目安であり、アレルギーの確定診断は経口負荷試験で食べてみないとできません。息子のように数値が悪くても食べられる、という子もいます。

知り合いのお子さんは0歳で卵、乳、小麦、大豆、ごま、など多くの項目にひっかかり、食べられるものがとても限られました。兄弟のこぼしたお菓子の欠片を食べてアナフィラキシーを起こし、救急車で運ばれることが数回あったそうです。その子は0歳のうちから負荷試験を受け、各食材の許容量を早めに知り、少しずつ食べる量を増やしていくことで治療をしていました。

治療方針はかかりつけ医とよく相談して、負荷試験にチャレンジするタイミングを決めましょう。

 

■体験談1:息子3歳の乳アレルギー負荷試験

息子は3歳の時にまず乳の負荷試験を行いました。牛乳とカゼインはどちらもクラス4の時です。

この時は外来で受けたので、朝9時に病院に行って、牛乳を1ml飲むところからスタート。経過を見ながら、診察室の横にある処置室で過ごし、時々先生や看護師さんが見に来てくれます。

1ml→30分経過観察→4ml→30分経過観察

すぐさま抗ヒスタミン薬の点滴を打って、負荷試験は終了となりました。

点滴は2時間くらい。針を抜かないようにとずっと抱っこしていたので、わたしもぐったりです。

そして、5mlでアウトだったので、まだ乳は除去を続けましょうとのことに。この時、少量のつなぎならいけたのですが、やはり牛乳やチーズなど、乳製品そのものはまだダメだったようです。

■体験談2:息子3歳半の卵アレルギー負荷試験

乳はしばらく様子見だったので、次は数か月あけて卵アレルギーの負荷試験を行いました。卵白、卵黄、オボムコイドともにクラス3~4程度。今回ははじめから入院前提で。

9時に病院に行き、診察を受けて体調を見ます。その後、病室へ移って、のんびり。キッズルームなどでひたすら時間を潰します。

12時にお昼ごはんを食べて、13時からキッズルームで負荷試験スタート。担当の先生と看護師さんが付きっきりでみてくれました。

まず固ゆで卵(卵黄のみ)1g、30分経過観察して、次に5g、と進み、最終的には2時間ほどかけて1/8個を食べることができました。じんましんも出ずにクリア。

卵は離乳食で与える前にアレルギー数値が高いことを知っていたので、赤ちゃんの時から一度も食べさせたことがありませんでした。はじめての食べ物を嫌がる子供は、負荷試験の時に食べてくれない、というケースも多いようでしたが、息子はパクパク卵黄を食べておいしそうにしていました。

1/8個がOKだったので、加熱卵黄から少しずつ家でも与えるようにして、3か月くらいで卵1個食べても大丈夫なところまで確認できました。さらに3か月後には生卵1個も・・・。

完全除去していたからわからなかったけど、もっと前から食べても大丈夫だったのではと思います。

■体験談3:息子3歳9カ月 乳アレルギー負荷試験

次は乳にリベンジ。前回は5mlでアウトでしたが、血液検査の数値も少し落ち着いてきたので、今回は入院でチャレンジです。

卵の時とおなじで、入院手続きをし、部屋で過ごして、お昼ごはんを食べて、午後からスタート。

まずは1ml、そして4ml、次に5ml、さらに5mlと増やしていき、計15ml(大さじ1)まで牛乳を飲むことができました。そしてじんましんもまったく出ずにクリア。

この時は息子よりも数値が悪い乳アレルギーの友達と一緒に入院して、負荷試験を受けていたのですが、その子は普段から食べず嫌いがすごいようで、今まで飲んだことがない牛乳に対してすごく慎重で、なかなか飲んでくれませんでした。

うちの息子はおいしいおいしいと言って、スポイトで牛乳をごくごく飲んでいましたが・・・。(図太い性格)

■牛乳大さじ1を飲めると、何が食べられるのか

牛乳大さじ1が飲めたので、乳製品を少しずつ家でも与えるようにしました。牛乳大さじ1をクリアしたらチャレンジしても大丈夫であろうものは、

・ヨーグルト大さじ1
・生クリーム(液状)大さじ3
・チーズ 2g
・バター 75g

でした。

(商品によってタンパク質含有量が違ったり、子供の体調によって症状が出やすかったりします。摂取量はかかりつけ医とよく相談してください)

 

中でも生クリームの解除がすごくうれしかったです。保育園の誕生日会の時に、自分だけホイップクリームが食べられないのが悲しかったようで、とっても喜んでいました。

生クリーム大さじ3をホイップするとかなりの量になるので、普通のショートケーキも食べられるように。お祝い事が一気に楽しくなりました。

■勘違い注意! チーズとバターの摂取可能量

上記したように、大さじ1の牛乳が飲めても、チーズはたったの2g程度しか食べられません。対してバターは75g! これはタンパク質量の違いにあります。

チーズは牛乳に入っているタンパク質を濃縮させた食べ物なので、牛乳に入っているアレルゲンの塊です。つまり、少量でもアレルギー症状が出やすい食べ物。

反対にバターは油です。成分の多くは油脂なので、乳製品の代表格ではありますが、牛乳が大さじ1も飲めれば、量はあまり気にせず食べられます。パウンドケーキも、バタークリームもOK。

バターと同じ感覚でチーズを食べさせてしまうと、アナフィラキシーの危険が高まるのでチーズの摂取量には注意。

 

■盲点! チョコレートも乳製品

そして、我が家の落とし穴だったのはチョコレート。チョコが乳製品なのは知っていましたが、予想よりも乳成分が多く、2回目の牛乳負荷試験後にじんましんが出るのは、たいていチョコレートを食べた時でした。

ポッキーとかチョコチップクッキーなら大丈夫でしたが、

・キスチョコ1/3 → じんましんとかゆみでアウト。
・アルフォート1枚 → じんましんとかゆみでアウト。

と、いかにもチョコ!というのは出やすかったです。

■経口負荷試験にかかった費用

経口負荷試験を受けたのは2015年、大阪市に住んでいたころです。

はじめは、3歳以上だと医療費助成に所得制限がついていたので、それにひっかかってしまい、卵の入院の時は1万円ちょっとかかりました。
(個室利用なし、食事代自己負担)

1回目の乳の時は、外来での負荷試験だったので、通常と同じで500円でした。当時の大阪市は、1医療機関あたり月2回までは1回500円自己負担。何回通院しても、同じ病院なら月1,000円以上はかかりません。

そして2回目の乳の入院の時は、3歳以上の医療費助成の所得制限が解除になったので、入院でも1000円でした。(プラス食事代自己負担、個室利用なし)

1泊2日の入院だと、500円×2日という計算なんですね。安すぎてびっくりしました。東京都だったら医療負担0円だし、食事代も助成されるので、入院しても負担0円という好待遇。病弱次男は0歳の間にすでに2回も入院しているので、子供の医療費助成は本当に助かります。

(ちなみに0歳次男が40度の高熱で4泊5日入院すると、1割負担だと4万円くらいでした。医療費助成使えばもちろん0円or大阪なら2500円ですが)

■経口負荷試験の注意点

そんな経口負荷試験ですが、受ける際には注意したいポイントが。

・お昼ごはんを食べすぎない

入院の場合は、午前の外来が終わってから負荷試験をするケースがあります。その場合はお昼ごはんを食べすぎないように。試験中におなかがいっぱいだと、卵や乳を食べない可能性が高まるためです。

・プレッシャーを与えない

慎重な子供は、慣れない食べ物に警戒してあまり食べ進まないかもしれません。でも、無理やり食べさせたり飲ませたりしてもストレスになり、症状が出やすかったり、緊張して吐いてしまったりもします。

あまりプレッシャーにならないよう、楽しくチャレンジできるよう雰囲気作りをしてあげましょう。

・暇つぶしをどうするか考えておく

入院の負荷試験は、本当にヒマでした。幸いキッズルームがあったので、おもちゃやビデオで楽しめましたが、にしてもヒマ。夜ご飯後、キッズルームがしまると、暇を持て余した長男は「病院を探検しよう」と言い出し、ひたすらシーンと静まり返った(ちょっと怖い)病院内を歩きまわりました。

iPadに動画を入れておくとか、ゲーム機を持ち込むとか、お気に入りの絵本やおもちゃを持ち込むとか、年齢にあわせて対策を。もちろん、ママの暇つぶし対策も必要なので、雑誌やイヤホンなど忘れずに。

■まとめ

アレルギーの経口負荷試験は、完全除去を続けた我が家にとっては「食べるきっかけ」をくれたいい機会でした。血液検査の結果だけを信じてずっと除去していたら、今も食べていなかったと思います。

負荷試験をするなら、やっぱり信頼できるお医者さんと一緒に取り組みたいところ。今かかっている病院に納得がいかないのなら、早めに違う病院、先生を探して転院しましょう。

参考までに、私がいままで長男の食物アレルギーでお世話になって、いい病院、いい先生だなと思ったおすすめの病院はこちらです。

・まつおかこどもクリニック(東京都荒川区・三ノ輪駅)
・のと小児科クリニック(東京都練馬区・平和台駅)
・住友病院(大阪市北区・中之島駅)

いくつも病院に行った中で、残念ながらいい加減な先生や、全然親身になってくれない先生もいました。アレルギーの通院は定期的なものです。しっかり信頼できる先生と長い付き合いをできるよう、病院選びもぬかりなく。

 
@ハナコ

sponsored link

down

コメントする






sponsored link