2018/04/17

こんにちは、ハナコです。
夏になるとつきものなのが「あせも」。子供はかゆいのを我慢するなんて高度な技はできないので、ひたすらかきむしって血を出してしまうことも。
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≪言いたいコトをまとめると≫
■アトピー体質なうえ、夏はあせもでかゆがる子供
我が家の子供はアトピー体質で、年中肌をかゆがります。なので清潔に保つことと、保湿は一年通して欠かせません。さらに夏になると首回りや手首のところにぷつぷつとあせもが発生。かかりつけの小児科で処方されている、ステロイドとワセリン混合のお薬を塗ったりもしますが、毎日汗をかいてかきむしっているので、いたちごっこのような状態。あせもみたいに目に見えるわけではありませんが、頭もすごくかゆがります。
おむつ期のあかちゃん~幼児は、おむつで隠れている部分にあせもができることも多いですよね。
かゆいのってとってもかわいそうなので、親としてはどうにかかゆみを抑えてあげたり、そもそもかゆくならないように生活環境を整えてあげたいところです。
■なぜあせもはできるの?原因は?
あせもは、汗を大量にかいた時に、皮膚にその汗がたまってしまうことが原因です。たまった汗が皮膚に浸透して炎症をおこし、ぷつぷつとしたものが出てきて、かゆみを伴う、いわゆる「あせも」になります。
大人よりも子供に多くみられるのは、子供の体の表面積が小さいから。汗が出てくる汗腺の数は、大人も子供も変わりません。なので、体が小さく、皮膚の表面積が小さい子供の方が汗腺が密集していて、たくさん汗をかいているように感じるのです。
■汗をかく力は3歳までに決まる
誤解してはいけないのが、汗をかくのは悪いことではない、ということ。汗をかくことで、体温調整にもなるし、体の中の老廃物を外に出す役目もあります。なので、しっかり汗をかいていることは、体がきちんと汗を出して働いてくれている、というサインでもあります。なので汗を止めよう!とはしなくて大丈夫。
少し話がそれますが、汗が出てくる穴を「汗腺」といい、人の体には数百万の汗腺があります。ただ、そのすべてから汗が出るのではなく、汗が出てくる汗腺のことを「能動汗腺」といい、日本人だと230万くらい。「汗をかく力」はこの能動汗腺の数で決まってきます。
3歳までたくさん汗をかくと能動汗腺が成長しますが、3歳以降は能動汗腺の数は増えません。エアコンのきいた快適な空間で生活することが増えた現代では、そもそも汗をかく機会が昔より減ってきています。なので汗をかきにくい子供も増えてきているのです。
→汗をかけない子供たちの危険(編集中)
■なるべくあせもにならないための予防は?
汗をかくことがいいことだとわかっても、汗のせいであせもになったら子供がかわいそう。そこで予防法を考えましょう。まず大前提として、クーラーや扇風機を上手に使いましょう。使いすぎ、使わなすぎをせず、真夏の猛暑日はしっかりつけて、冷えたなと思ったら温度を下げるとか、扇風機で空気を循環させるなどの工夫をしましょう。
そして、汗が皮膚にたまってあせもになるということは、つまり、汗がなかなか乾かずに、皮膚についたままなのがいけないわけです。であれば、予防法として考えられるのは、
・汗をかいたら着替える
・汗をかいたらシャワーを浴びたり、拭いたりする
というシンプルな方法。当たり前かもしれませんが、子育てや家事で忙しいママは、ちょっと面倒だなと思って「これくらいならいっか」と汗を放置していませんか? 肌が弱い子は特にこまめに気にしてあげましょう。
■子供の着替え&シャワーのタイミング
汗っかきな子供は夏になると一日に何度も着替えとシャワーが必要になります。面倒かもしれませんが、汗を放置するとあせも発展しちゃうので、ママ、がんばって!
汗っかきの子はまず朝起きたらシャワーと着替え。寝ている間は日中より汗をかきやすいです。パジャマから洋服に着替える時に、シャワーをさっとでいいので浴びましょう。
日中も外遊びなどで汗をかいたら、シャワーと着替え。基本的にシャワーと着替えはセットでできるといいです。着替えだけしても、肌に汗がのこっているとベタベタして子供も不快だし、あせもの原因にもなります。
夜にシャワーとパジャマへの着替えをして就寝・・・の後、夜中にびっしょり寝汗をかく子もいます。深夜に見てみたらパジャマがぐっしょり。そんな時は着替えをさせるか迷いますが、「びしょびしょ」ほど汗をかいていたら着替えさせてあげましょう。
なるべく起こさずに着替えさせるために、パジャマは前あきのものがおすすめ。授乳が終わっている子供なら、夜中に少しいじられたくらいじゃたいてい起きません。夜間授乳中の赤ちゃんは、起きて授乳する前に着替えさせてあげれば、そのあとの授乳でまた眠りについてくれます。
■おむつの赤ちゃんのあせも予防はどうする?
赤ちゃんはおむつをしているととってもかぶれやすい。通気性アップというおむつのうたい文句はよく聞きますが、それだってパンツをはいているよりは確実にムレやすいです。
おむつ替えの時に、性器まわりが赤くなっていないか、ぷつぷつが出ていないか、よく確認してあげましょう。
そして、赤ちゃんのあせも予防で大事なのは、
・おむつはこまめに替える
に尽きます。少ししかしてないし、まだいっか!と思わず、夏場はムレやすくあせもになりやすいので、ぜひ替えてあげてください。
おむつまわりにあせもができている時は、こまめなシャワーが面倒だったら、せめて沐浴で使ったバスや、たらいなどにぬるま湯を入れて、おしりだけでも洗ってあげましょう。
■通気性アップで寝汗を抑えてあせも予防!
シャワーや着替えをこまめにする、という以外に私が気を付けていたのは、あまりにすごい寝汗を解消してあげること。汗をかくのは悪いことじゃない、というのは前述のとおり。でもそんなにかかなくても!という量だったし、夜中に暑がって何度も起きるので、夜の睡眠を快適にさせてあげるためにも、布団に工夫をしてあげました。
寝ている時に汗をかきやすいのって、布団に体が密着しているから、熱がこもって暑い。という原因もあります。なので、熱がこもって、ムレないように、マットレスに使うスノコ的役割をもつものを使ってあげるのです。
■寝汗を少しでもおさえたい人におすすめの「寝ゴザ」
それが寝ゴザ。我が家の長男もとっても汗っかきでしたが、寝ゴザは寝汗対策としては有効でした。体と布団の間に空気の通り道ができて、通気性がよくなるため、汗も少し減ったし、寝苦しさも減ったようです。
→寝汗で子供も布団もぐっちょり・・・夏のお昼寝には「コドモノ寝ゴザ」で通気性アップ!
夜中の寝汗がひどくて、あせもがいっこうに治らない・・・と悩むママは、寝ゴザ試してみてください。
■まとめ
あせもの原因は、汗が皮膚にたまって炎症を起こすこと。汗をかくのは悪いことではありませんが、放置しているとあせもになりやすく、また治りにくくなります。
こまめに着替えをしたり、シャワーをあびたりして清潔にすることや、特に汗をかきやすい夜中対策として寝ゴザを使うなどして、あせものツラいかゆみをなくしてあげましょう。
なかなか治らないようであれば、小児科や皮膚科で診てもらって早めにお薬をもらうのも忘れずに。
@ハナコ