こんにちは!
小学生の息子2人とMIX犬(ポメラニアン×チワワ)とともに月1~2回の釣りキャンプに出かけて久しいシマムラ家(@pomechi_camp)です。
ポータブル電源は危険だから買ってはいけないって話を聞きました。
〇 なんでポータブル電源は危険って言われるの?
〇 安全に使えるポータブル電源の選び方は?
今回はポータブル電源は買ってはいけないのか問題について。
キャンプやアウトドアシーンで大活躍するポータブル電源ですが、年に数件の発火事故が起こっています。
「ポータブル電源=危険」はその通りである一面もありますが、正しく選んで正しく使えば、事故リスクはグッとダウン。
そこで、「こんなポータブル電源は買っちゃダメ!」という5つの要素や事故リスクを減らすための正しい使い方をご紹介します。
「ポータブル電源ってなんで危険なの?」
「結局買わないほうがいいの?」
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こんなポータブル電源は買ってはいけない!
ポータブル電源は内部に大きな電力を備えているゆえ、間違った使い方をしたり、リコール品を使い続けたりすることで出火/火災につながる可能性があります。
正しい使用方法で使うのはもちろんですが、そもそも購入時にしっかり検討して選ぶことも重要なこと。
まずは、こんなポータブル電源は買っちゃダメ!という5つの要素をご紹介します。
1.相場よりも安すぎる
ポータブル電源は安くても数万円、高いと20万円超えの製品もあり、キャンプギアのなかでは高価格帯のアイテム。
それゆえ、「なるべく安く買いたい」と思うのもわかります。
ただ、相場より安すぎる製品はちょっと疑いの目を持つことも大事。
ポータブル電源に限らずどんな商品にも言えることですが、「安い」には理由があるのです。
ポータブル電源は容量によって値段が大きく変わります。
容量ごとの目安価格は以下の表にまとめました。
\ ポータブル電源の目安価格 /
容量 | 目安価格 |
---|---|
~300 Wh | 2~4万円程度 |
300~500Wh | 4~6万円程度 |
500~1,000Wh | 6~9万円程度 |
1,000Wh | 9~14万円程度 |
1,500Wh | 12 ~18万円程度 |
2,000Wh | 20~30万円程度 |
型落ち品の在庫処分などで大幅値引きされているケースも見かけますが、その場合も保障期間やサポート体制、修理などのアフターサービスが整っているかしっかり確認してから買いましょう。
まっとうにモノづくりをしていれば、それなりの価格にはなります。
ましてや大きな電力を内部に蓄えた精密機器なので、安さに目をくらませずに確実に見極めたいところですね。
2.安全性の説明が不十分
安全性に対してしっかり対策を講じている真摯なメーカーであれば、ホームページなどに安全性についての記載がしっかりされています。
例えば、このような説明/記載があるか、またその内容をチェックしましょう。
\ 製品安全についてのメーカー説明 /
・【Jackery】ポータブル電源の安全性について
・【JVCケンウッド】製品安全に関する基本方針
もちろん、安全性についての記載があれば安全で、記載がないから危険だ、というわけではありません。
使い方を間違えば、どの機種でも事故につながる可能性があるからです。
それでも、安全性についてしっかり説明があるかどうかはひとつの目安としてチェックしておくことをおすすめします。
3.販売店が正規販売店じゃない
正規販売店でないお店による並行輸入品や中古品は、相場よりもお安く買えるケースもあるので心が揺れることも……。
でも、非正規の販売店からの購入は本物であるかどうか、安全な状態で輸送されているかに不安が残ります。
また、非正規販売店で購入したポータブル電源は、メーカーの修理対象外となるケースもありますので、安全に長く使いたいなら非正規販売店での購入は控えた方が得策です。
安全性を重視したい製品ほど、正規販売店から購入すべし!
4.アフターサービスやサポート体制が整っていない
国内ブランドのポータブル電源であれば、初期不良や故障時に迅速に対応してもらえますし、もちろん日本語で問い合わせができます。
一方、海外メーカーの場合は日本法人があったり、日本語でのサポート体制が整っていたりしないと、修理や交換依頼時に面倒なことになる可能性があるので要注意。
海外メーカーのポータブル電源を買う場合は、購入後のサポートについてしっかり確認しましょう。
もちろん国内メーカーでも、アフターサービスや保証内容、サポート窓口などについて事前にチェックしておきましょうね◎
5.リコール製品
ポータブル電源による火災事故の半数程度はリコール製品によるもの。
何かしらの不具合があるリコール製品は、発火や火災をはじめとした事故の原因となる可能性が高いので、絶対に避けたいところです。
消費者庁の「リコール情報サイト」には各種電化製品のリコール情報がまとまっていますので、買おうと思っているポータブル電源がリコール対象になっていないか念のため確認すると安心です。
メーカー公式ショップや正規販売店からの購入であればリコール製品を買わされる心配はありませんが、メルカリやヤフオクなどの個人間売買には要注意!
なるべく新品を正規店から買う方が安心ですが、中古を買う場合はよりよく調べてから購入しましょうね。
ポータブル電源から火災が起こる原因
「ポータブル電源は危険だ」と言われることもありますが、それは年数件の発火/火災事故が報告されているからでしょう。
では、なぜポータブル電源から火災が起こるのか……?
正しく使って火災を防ぐためにも、火災が起こる原因を知っておきましょう。
回路のショート
炎天下の車内に放置したり、雨に濡れた状態で使用したりすると、ポータブル電源内でショートが起きるリスクがアップ。
ショートすると一気に大電流が流れ、それによって異常発熱が引き起こされ、発火につながります。
外部からの衝撃
何かにぶつけたり、落としたり、外部からの衝撃によって内蔵電池が損傷。
そのダメージによって異常発熱が引き起こされたり、保護機能が損傷することで発熱を感知できなくなったりすることで、発火につながります。
なかには、その瞬間は発火しなくとも、しばらく経ってから発火するケースも。
過充電
ポータブル電源は、通常では過充電保護機能によって100%以上の充電はできないように制御されています。
ただ、何らかの故障や初期不良などでその制御がきかない場合、100%になっても充電し続けることで、電池セル内で化学反応が繰り返され、熱が発生。
温度によっては発火につながります。
発火の原因はひとつのこともあれば、いろんな要因が重なっている場合も。
正しい使い方をすれば防げることが多いので、恐れすぎる必要はありません!
「正しい使い方」と「間違った使い方」を知ることが大事ですよ◎
ポータブル電源の危険リスクに対する5つの対策
ということで、ポータブル電源を安心安全に使うために、わたしたちが購入時/使用時にできるリスク対策を5つご紹介。
1.リコール品でないかを確認する
繰り返しになりますが、リコール品は事故リスクがより高いので、間違えてリコール品を買ってしまうなんていうことがないようご注意を。
消費者庁の「リコール情報サイト」 で購入予定の製品がリコール品でないか確認してみましょう。
中古品を買うときは特に注意!
2.メーカー公式ストアや正規販売店で購入する
同じブランドの同じ型番の製品を買うにしても、よくわからないで並行輸入品を買うのと、お店メーカー公式ストアや正規販売店で購入するのとでは、安心感もサポートの手厚さも異なります。
安全かつ安心して長く使うためには、メーカー公式ストアか正規販売店で購入しましょう。
3.発火リスクが少ない「リン酸鉄系」の電池製品を選ぶ
ポータブル電源に使われている電池は「リチウムイオン電池」です。
そのなかでも、「三元系」と「リン酸鉄系」に二分され、より安全で長く使えるのは「リン酸鉄系」のリチウムイオン電池といわれています。
最近では安全性と寿命の観点から、「リン酸鉄系」のポータブル電源が一般化されているので、今から買うなら「リン酸鉄系」のものがおすすめです。
4.衝撃や水濡れに注意する
落としたりぶつけたり、または雨や水に濡れたりすることで、ポータブル電源内でショートが起こり、内部機器の故障や発火につながります。
ポータブル電源は精密機器ですので、手荒に扱うことはせず、衝撃や水濡れに最新の注意を払って使用しましょう。
5.炎天下や真夏の車内に放置しない
炎天下かつ直射日光が当たる場所、または真夏の車内などにポータブル電源を放置すると、内部の温度が急上昇し、ショートや発火につながる恐れがあります。
夏キャンプや屋外で使うときはなるべく涼しい日陰に置く、そして、車内には置きっぱなしにしないよう気を付けましょう。
安全安心なポータブル電源を選んで、快適にキャンプを楽しもう!
ポータブル電源はキャンプやアウトドアシーンを快適にしてくれるお助けアイテム。
しっかりと製品を選んで、信頼性の高いメーカーや販売店から買ったとしても、使い方を間違えればどんなポータブル電源も発火の危険性はあります。
万が一の事故が起こらないよう、安全なポータブル電源の「選び方」と正しい「使い方」を理解してからキャンプに持ち出しましょう◎
ということで、今や家のなかでもポータブル電源を普段使いしているシマムラ家(@pomechi_camp)でした。
ではまた!
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