2018/04/17

こんにちは、ハナコです。
母の日や梅雨時期によく見かける紫陽花。母の日用ギフトでお花屋さんに並んでいる紫陽花(あじさい)は一段と花びらも大きくて立派です。
ただ、ギフトで立派な紫陽花をもらっても、ちょっと気を抜くとすぐに花がしおれて枯れてしまいませんか?
プレゼントしてもらって「たった1週間」で元気のなくなった状態から、見事復活した我が家の紫陽花をご紹介します。
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≪言いたいコトをまとめると≫
■そもそも、紫陽花はなぜ枯れる?
紫陽花に限りませんが、植物は手をかけてあげないと、すぐに弱ってしまったり、枯れてしまったりする繊細な生き物です(エアープランツやサボテンといったツワモノもいますけどね)。
基本的に植物は環境の変化に弱いので、お花屋さんで管理されていたところから、急に一般住宅に移ることだけでも弱る原因となります。
ただ水と肥料をやっておけば育つ、というのは間違いなんです。

(↑我が家の1週間で枯れた紫陽花)
紫陽花が枯れる原因は主に2つ。
・水が足りない
・水のやりすぎ
より多いのは水が足りない、の方です。
■紫陽花はどれくらい水やりが必要?
買ってきた紫陽花はとっても元気に花を咲かせていることでしょう。初めの1~2日は、何もしなくても元気な姿を見せてくれるかもしれません。
でも、紫陽花が開花している時期は、とっても水を吸うんです。
しかも、ギフト用の紫陽花は小さな鉢にたくさんの大きなあじさいを植え付けてあります(鉢が小さい方が、花の大きさが際立って立派に見えるから)。
そのため、紫陽花に対して土の分量が極端に足りず、結果、水分を蓄える土が足りないことで水不足となります。
1日1回水をたっぷりあげても、土が少なければ保水しておける量も少なく、大きな紫陽花たちがあっという間に水分を吸収。鉢が小さいと、1日1回の水やりでは全然足りないのです。
・紫陽花の水やりは1日1~2回
紫陽花シーズンである初夏~夏は、からっからに暑くて、陽もガンガン当たるという日も少なくありません。5~6月だって30℃超えの日があるくらいです。
そんな暑い日は1日1回の水やりでは足りません。朝晩の2回、鉢の下からたっぷり水が出てくるくらい水やりをしてあげましょう。
曇りや雨の日なら1日1回でも大丈夫ですよ。
・水のやりすぎで根腐れするのも枯れる原因
逆に、1日にこまめに複数回水やりをしていつも土が濡れている状態になると、今度は根腐れリスクがアップ。水を花に吸い上げる力が弱まってきて、枯れてしまいます。
子どもが水やりをしたがったりもしますが、1日2回程度に収めるようにしましょう。
水不足なら回復の余地がありますが、根腐れをしてしまうと回復させるのは難しいので要注意です。
■それでも枯れたあじさいはどうする?
水やりが足りなくて、花がしおれてしまった、葉や枝が枯れてしまった、という場合は、早めに対処すればまだ回復の可能性があります。
・洗濯たらいや桶に水をはってドボン!
明らかに水不足の場合は、たっぷり水を吸わせてやるのが最善の策。
土の上から水を1度たっぷりあげるくらいでは足りませんので、バケツやたらいなどに水をたっぷりためて、そこに鉢ごとドボンとつけてしまいましょう。

(↑たらいにドボン!で復活した我が家の紫陽花)
暑さでぐったりしていることもありますので、日陰の風通しがいい場所がベストです。
対処が間に合っていれば、数時間~半日程度でしおれた花びらがシャキッと元気になります。対処が遅いと、枝まで枯れてしまって、花に水分を吸い上げることができなくなってしまいます。
そうなると回復は難しいです。
・水をやりすぎた紫陽花は水やりを控える
水のやりすぎが考えられる場合は、水やりを控えて様子を見ましょう。土の表面が乾くまで、水やりは待ってください。
ただ、早く土を乾かそうと、直射日光がガンガン当たるところに置くのはNG。今度は暑さでぐったりしてしまいます。
もし、対処が遅くてすでに根腐れを起こしてしまっている場合は、残念ですが回復は難しいです。
・冬&咲き終わりには肥料を与える
そもそも、紫陽花の栄養が足りなくて元気がないということもあります。
紫陽花は年に2回、冬(冬肥)と咲き終わり(お礼肥)に肥料を上げる必要があります。
紫陽花用の肥料も市販されているので、来年もしっかり咲いてもらうために咲き終わりにはお礼肥をしてあげましょう。
■枯れた花や枝は切ってしまおう

もし、回復してくれなかった花や枝は、しおれたまま放っておくのではなく、思い切って剪定してしまいましょう。その方が見た目がきれいになります。
目安としては半日。
半日、水につけておいても回復しない場合は、もう回復は難しいのであきらめて剪定しましょう。
紫陽花の開花ピークは通常6月頃から始まりますが、母の日用ギフトなどは5月上旬にピークを合わせてあるので、さらに早めに開花のピークが終わります。
枯れているのではなく、そもそも開花時期を終えている場合もあるので、全体的に枯れて復活しない場合は、来年また咲かせるためにザクッと剪定をしちゃいましょう。
■まとめ
紫陽花はとっても水を吸う植物です。ギフト用の紫陽花は、紫陽花の数や大きさに対して鉢がとても小さく土が足りません。それゆえ、水不足を起こしやすくなっています。
暑い日は土も乾きやすいので、朝晩の2回、水やりをしてあげて。もちろん、あげすぎはいけません。
水不足で枯れ気味の場合は、水をはったたらいやバケツに半日ほどつけてみましょう。対処が間に合っていれば驚くほど元気になりますよ。
植物は敏感です。しっかり目をかけ、手をかけてあげないと、あっという間に枯れてしまいます。子育てと一緒、毎日しっかり見てあげましょう。
そして、咲き終わりには紫陽花用の肥料をあげて、来年も大きな花を咲かせてもらいましょう!
@ハナコ