2018/04/17

こんにちは、ハナコです。
ピケ針(ぴけばり)って知ってますか? 別名、チキン針とも言われている針は、こういうもの。
お裁縫で使う針が、そのままの太さにもっと長くなった感じです。長さは鉛筆くらい。
このピケ針、レストランなど飲食店の厨房では当たり前に使われているキッチンアイテムなのですが、一般家庭で使っている人はほとんどいないかも。
でも決してプロの道具ではありません。
ピケ針を使えば、
・チキンソテーを作ったけど、切ってみたら中がまだ生焼けだった
・フライはいつまで揚げればいいかわからない
・きつね色になるまで揚げたのに、中は生っぽかった
など、生焼けか、きちんと火が通ったか、を確かめるのにとっても役立つので、料理が苦手な人ほど使ってほしいアイテムなんです。
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≪言いたいコトをまとめると≫
■ピケ針(チキン針)の使い方
使い方は簡単。
中まで火が通ったか確かめたいものに刺して、5秒待つ。
↓
ピケ針を抜く
↓
料理に刺していた先端から数センチのあたりを、すぐに唇や唇の下あたりにそっとつけて温度を確認する
と、これだけ! 肌で感じる温度が熱々なら火が通っているし、ぬるい感じならまだまだです。
■ピケ張りの使い方で気を付けたいポイント
・食材に刺す時は、一番火が通りにくそうな場所に刺す
例えばチキンソテーだったら、厚みが均等じゃないですよね。そして熱は肉の外側から内側に伝わるので、一番中心が火が通りにくいです。
なので、肉の中心あたりにあって、厚みもある場所に刺すのが正解。
一番火が通りにくいところが、しっかり熱々になってれば、他は絶対大丈夫ですから。
・刺したらしっかり5秒待つ&抜いたらすぐ肌で確認
刺してすぐに抜いたら、ピケ針に熱が伝わる時間が足りず、しっかり温度を確認できません。
また、抜いてからすぐ肌で確認をしないと、外気に触れてピケ針の温度がすぐに下がります。そうすると、食材の温度がわからなくなるので、そっと抜いたらすぐぴたっと肌に漬けてみてください。
・やけどに注意
揚げ物は特にですが、食材が熱いと、もちろんピケ針がすごく熱くなります。それを肌に漬けたら、もちろんやけどします。
ここは感覚で学んでいくしかないのですが、「これはもう十分熱いだろう」という場合は、刺す時間を3秒に縮めるとか、針を抜いたあとに少し冷ますとかしないと危険。
■ピケ針(チキン針)のその他の使い方
揚げ物や焼き物の生焼け防止のために使うだけではなく、料理のいろんなシーンで活躍してくれるピケ針。
・ブロッコリーやにんじんなどをゆでている時
→ゆであがったかの確認のために刺してみます。お箸で刺すと穴が大きくて目立ちますが、ピケ針なら穴も小さく目立ちません。
・焼き芋などのオーブン料理
→生焼けや、火の通りを確認します。これも箸だと食材を傷つけます
・蒸し物の温度確認
→シュウマイなどの蒸し物も、中までしっかり熱が入ってあたたかいかを確認できます。
ピケ針はプロの道具かと思いきや、普通の家庭でも活躍してくれる、まだまだ隠れすぎてみんな使っていない料理アイテムです。
■ピケ針を購入できる場所
あまり店舗で売っているのは見たことがありません。まだなじみがないので、スーパーやキッチン雑貨屋でも売っていないところが多いです。
そんな時はネット通販です。Amazonや楽天市場でも売っているので、ぜひピケ針生活してみてください。
WUSTHOF(ヴォストフ) チキン針 4385
■まとめ
中が焼けたか確認する方法は、カットするしかないと思っていませんでしたか?
ピケ針で生焼けは解決します。
ピケ針はお料理が苦手な初心者さんにこそ使ってほしいアイテム。固さの確認や、温め直しの確認にも使えて、わたしは毎日愛用しています。
ただ注意が一点。ピケ針、細くって見失いやすいです。なので、マスキングテープをはったり、クリップをはさんだりして、目印をつけておくのがおすすめです。
→おなじチキン針(ピケ針)とはいえど、いろんな商品があります。でも刺して温度が分かればどれでもヨシ!
@ハナコ